都立チャレンジスクールの魅力

都立高校を探していると、チャレンジスクールと呼ばれる学校が目につくことがあります。

ここではチャレンジスクールが

  • どんな学校なのか。
  • どんな授業をするのか。
  • どんな入試をするのか。

そんな疑問に答えています。

興味のある人は参考にしてみてください。

チャレンジスクールとは

チャレンジスクールとは、今まで学校の出席日数が少なめだった子向けの学校です。

例えば以下のような子を対象にしています。

  • 小学校と中学校時代に不登校だった。
  • 高等学校を中途退学した。
  • 自分の能力や適性を十分に生かしきれなかった。

通学がうまくいかなかった人が再びチャレンジする学校ですね。

「高校からはやり直したい」「高校からはしっかり通いたい」という人向けの学校です

これに対して、エンカレッジスクールという学校がありこちらは全日制の学校となっています。

都立エンカレッジスクールの魅力

東京都内のチャレンジスクール一覧

都内でチャレンジスクールとして設置されているのは以下の学校です。

八王子拓真高校は厳密にはチャレンジスクールではありません。

不登校を経験した生徒を対象とした「チャレンジ枠」を設けているのでチャレンジスクールとしても扱われています。

全員が不登校経験があるわけじゃないという認識であれば大丈夫です。

何科になるの?

都立高校には普通科やコース制の高校がありますが、チャレンジスクールは総合学科に分類されます。

午前部、昼間部、夜間部の三部制(定時制)なのが特徴です。

全日制の学校がよければ、エンカレッジスクールの方がいいかもしれません。

都立エンカレッジスクールの魅力

総合学科なので、学校ごとに多様な選択科目を設けている単位制の学校ですね。

単位制についてはこちらで詳しく解説しています。

都立単位制高校の違いと魅力

チャレンジスクールの授業

チャレンジスクールは単位制の学校なので、学校ごと特色のある授業を受けることができます。

また一般の単位制高校とは違い、検定を獲得することで単位が貰えます。

漢検や英検、歴史能力検定、TOEIC(トーイック)などに合格すると単位がもらえるのですね。

さらにボランティア活動でも単位を貰うことができるので、留年もない上に卒業しやすい学校といえます。

チャレンジスクールの入試

入学のテストでは、小論文(作文)・面接、志願申告書が必要になります。

志願申告書とは入学希望理由や入学後に頑張ることについて書く自己推薦文のようなものです。

詳しくは別記事で解説しています。

【例文】志願申告書の書き方

つまり、一般入試のような学力検査は必要ないということですね。

また、出身校の調査書の提出が不要なので通知表の結果は関係ありません。

対策するのであれば作文と面接の準備をしていれば大丈夫です。

ちなみに世田谷泉高校は9月からでも入学できます。

入試がうまくいかなくても、もう一度チャンスがあるのですね。

チャレンジスクールの作文は難しい

チャレンジスクールは学力試験が無く小論文や作文だけで済むので簡単だと思いがちです。

ですが、一般の高校推薦入試よりも難しい課題が出題されます。

例えば東京都立大江戸高等学校の過去問は以下のようなものです。

厚生労働省が実施している「新規学卒者の就職離職状況調査」によると、三年以内離職率は年度によって多少の差はありますが、大卒者は約三割、高卒者は約四割です。約三割の大卒者と約四割の高卒者が三年以内に離職してしまうのはなぜなのか、あなたの考えを述べなさい。また、このことを踏まえて、社会に出る前に高校生活で身に付けておくべきものは何だと考えますか。そして、それを身に付けるためにどのような高校生活を送りたいと思いますか。

国語の読解力と作文作成能力が高くないとかなり厳しいですね。

早めの対策が必要になります。

詳しい解説は別記事で行います。

チャレンジスクールの倍率

チャレンジスクールはどの学校も例年1.5倍程度になることが多いです。

不登校の子が多く受験するわけですが、一般の高校入試が平均1.47倍ということを考えると高めですね。

ですが、チャレンジスクールでは3部制すべての部を同時に受験することができます。

例えば入試の際に「第一志望1部」「第二志望2部」「第三志望3部」と記入します。

すると1部の合格点に足りなかったとしても、2部の合格点が取れていれば2部の生徒として入学することができます。

どうしてもその学校に通いたければ試してみるべきですね。

チャレンジスクールメリット

ここまでのチャレンジスクールの説明で、メリットについてまとめるとこんな感じです。

  • 学力考査が不要。
  • 内申書の提出が不要。
  • 授業内容は普通科と同じ。
  • 情報、福祉、芸術などを学べる。
  • 自分にあった時間帯で通学できる。
  • 同じ高校の3部を全て受験できる。
  • カウンセリングなども充実。

チャレンジスクールのデメリット

チャレンジスクールのデメリットは基本的には卒業までに4年かかるということです。

しかし、単位制なので授業を多く取れば3年で卒業することもできます。

卒業のタイミングが同年代の子と同じがいい場合は多めに授業を受ける方がいいですね。

まとめ

チャレンジスクールで大事なことは、学力よりも学ぶ意欲です。

「中学では不登校だったけれど、高校には進学して新しい環境でやり直したい」

「中退してしまったけど、高等学校卒業程度認定試験を活用したい」

そんな風に真剣に思えている人を求めているので、覚悟を決めて準備していきましょう。