都立高校の費用は、東京都が定める入学考査料・入学料・授業料と、学校ごとに金額が異なる制服・教材・積立金などに分けて考えると整理しやすくなります。
この記事では、2026年8月2日に確認した東京都教育委員会の公式情報を基に、課程別の固定費、授業料支援の手続き、学校別費用の調べ方をまとめます。年度や学校によって変わるため、出願前・入学手続前には必ず最新の学校案内を確認してください。

授業料だけでなく、入学時に必要な費用と学校ごとに異なる費用を分けて確認しましょう。
都立高校の入学考査料・入学料・授業料
東京都の令和9年度版学校案内に掲載された2026年4月1日時点の金額は次のとおりです。授業料は就学支援金が適用される前の名目額です。
| 課程 | 入学考査料 | 入学料 | 授業料 |
|---|---|---|---|
| 全日制 | 2,200円 | 5,650円 | 年額118,800円 |
| 定時制 | 950円 | 2,100円 | 年額32,400円 |
| 定時制(単位制) | 950円 | 2,100円 | 1単位1,740円 |
| 通信制 | 950円 | 500円 | 1単位336円 |
課程別の金額は、東京都教育委員会の令和9年度版東京都立高等学校案内と授業料・入学料の案内で確認できます。
全日制の費用
全日制は、入学考査料2,200円、入学料5,650円、授業料年額118,800円です。東京都の案内では施設費はありません。教科書、制服、修学旅行の積立金、生徒会費などは別に必要です。
定時制・定時制単位制の費用
定時制は入学考査料950円、入学料2,100円です。授業料は通常の定時制が年額32,400円、単位制が履修する1単位につき1,740円です。単位制の入学料が500円という旧記事の記載は誤りで、2,100円が公式額です。
通信制の費用
通信制は入学考査料950円、入学料500円、授業料は履修する1単位につき336円です。教材費、レポート提出やスクーリングに伴う交通費などは、学校・履修状況によって異なります。
令和8年度の授業料支援は手続きが必要
東京都教育委員会の高等学校等就学支援金制度では、令和8年度の制度改正により所得制限が撤廃されています。ただし、自動的に無償になるわけではなく、在校生を含む全員に申請手続きが必要です。手続きをしない場合は授業料を負担することになります。
- 全日制の支給期間は原則36か月、定時制・通信制は原則48か月
- 定時制単位制の支援対象は年間30単位が上限
- 申請時期・方法は学校からの案内に従う
- 在学要件など制度上の条件があるため、個別の適用可否は学校に確認する
入学考査料や入学料は授業料とは別の費用です。家計状況などにより減免制度の対象になる場合があるため、必要な場合は出願前に学校へ相談してください。
学校ごとに異なる費用
次の費用は学校・学科・選択科目・部活動・通学方法によって変わります。一律の金額で3年間の総額を出すと実態とずれるため、志望校ごとの資料で確認しましょう。
- 教科書・副教材・実習教材
- 制服・標準服、体育着、上履き、体育館履き
- 修学旅行・行事の積立金、PTA会費、生徒会費
- 端末、電子辞書、電卓など学科や授業で使う機器
- 部活動の用具・遠征費・合宿費
- 定期券、自転車、スクーリングなどの通学費
志望校の正確な費用を調べる手順
- 志望校の公式サイトを開く
- 「受検生の方」「入試案内」「学校案内」などのページを確認する
- 入学手続案内、学校徴収金、制服・標準服、教材費の資料を探す
- 初年度だけの費用と毎年必要な費用を分けてメモする
- 金額や支払時期が不明な項目は、学校の経営企画室など案内された窓口へ確認する
入学考査料は出願時、入学料は合格後の入学手続時に必要になります。制服・教材・積立金などの支払い時期は学校の案内に従ってください。合格発表後は期間が短いこともあるため、候補校の概算は早めに確認しておくと安心です。
授業料以外の負担を支援する制度
授業料以外の教育費については、返済不要の東京都国公立高等学校等奨学のための給付金があります。対象要件、給付額、申請期間は年度や世帯状況で異なるため、最新の公式案内と学校からの連絡を確認してください。
費用確認のチェックリスト
- 課程別の入学考査料・入学料・授業料
- 就学支援金の申請時期と必要書類
- 制服・体育着・教材・端末の購入費
- 修学旅行積立金、PTA会費、生徒会費
- 部活動費と通学費
- 減免・給付金の対象要件と申請期限
まとめ
都立高校の固定費は課程ごとに公式額が決まっていますが、制服・教材・積立金などは学校ごとの差があります。令和8年度は授業料支援の所得制限が撤廃された一方、申請手続きは必要です。固定費の公式額と志望校固有の費用を分け、合格後の支払時期も含めて学校の最新資料で確認しましょう。
公式資料
公式資料の確認日:2026年8月2日。制度・金額・申請期限は変更されることがあるため、入学年度の案内を優先してください。



