都立理科大問3⃣は火山、地震、地層、天気、天体の地形にかかわる問題です。
生物や化学と違って、1年生2年生の時と繋がらないので覚えにくいです…
3年最後にまとめを学ぶ内容もあるので、予習が必須ですね
特に出題されやすい問題の傾向があるのでまずはそこから勉強するようにしましょう。
動画をアップしました
理科大問3⃣地学の傾向とポイント
1問4点で3問か4問主題される配点12点~16点の大問です。
平成27年のマークシート導入後に問題数が前後するようになりました。
実験や観察結果をもとに問題が作られていますね
記述問題は天気図や風向を書き入れたり、地層の図や地震のグラフを利用したりする問題ですね。
なので、教科書の中でも実験に触れているところから学んでおきましょう。
都立理科地学の解き方のコツ
都立理科地学では出題傾向が大きく絞られます。
選択肢を2択にする方法は大問1⃣の時と同じなので再確認しておいてください。
都立理科大問1⃣小問集合のコツ①2択にする選択肢の選び方
並べ替えの問題でも使える方法なので要チェックです。
とにかく2択に絞ることができる問題はチャンスなので、知識をフル活用しましょう。
この種類の選択問題が解けない場合、この単元にかけている勉強時間が足りていないと判断してください。
②キーワードと資料を見比べる
選択肢問題の中で【○○の特徴で適切なものは何か】を選ぶ問題があります。
これは知識があれば問題ないですが、わからなければ資料を参考に考えます
ヒントが隠されている場合があるので、根拠を持って選択肢を選ぶことができます。
都立理科地学の勉強方法
勉強しやすいのはわかりましたが、やっぱり覚えることが多くて大変です…
ではまずは、必須で覚えなければならない語句を優先的に学ぶことから始めましょう。
①必須の重要語句
ここからは必ず覚えておくべきことのみ載せてあります。
各分野ごとの覚えておくべき言葉を簡単にまとめたので確認してください。
【火山】
⇒マグマと溶岩:地下の溶けた岩石がマグマ、地表に出たマグマが溶岩
⇒火山の形:白っぽいマグマほど粘り気が強く山が高くなる
⇒火成岩:冷えて固まったマグマは火成岩という
※地表や地表付近のものは火山岩
※地下深くで固まったものは深成岩
【地震】
⇒P波とS波:地震が起きた時に早く伝わるのがP波、遅いのがS波
⇒初期微動:P波で起こる小さな揺れ。震源から遠いほど持続時間が長い
⇒主要動:S波で起こる初期微動の次に来る大きな揺れ
⇒マグニチュード:地震の規模の大きさ
⇒震度:特定の場所でのゆれの大きさ
【地層】
⇒地層のでき方:流れる水によって運ばれた土砂が堆積してできる
※粒の大きなものから順に河口にから作られる
⇒堆積岩:堆積した土砂が押し固められてできた岩石
⇒断層:押す、引くといった力で地層がずれること
⇒しゅう曲:長期間にわたって地層に横から押す力が加わり地層が曲がること
【天気】
⇒風向:風が吹いてくる方向。高い所から低いところに流れる
⇒等圧線:気圧が等しい地点を曲線で描いたもの
※等圧線の感覚が狭いところほど風は強い
⇒飽和水蒸気量:空気中に含むことができる水蒸気の最大量
⇒前線:暖気団が寒気団を押す温暖と寒気団が暖気団を押す寒冷前線
⇒偏西風:地球を西から東に向かって吹く風
【天体】
⇒日周運動:一定の速さで東から西に動く
⇒北の空:北極星を中心に1時間に15度反時計回りに動く
⇒年周運動:地球の公転で1日で1°、1か月で30°動く
⇒プロミネンス:太陽表面にみられる炎のようなガスの動き
⇒黒点:周りよりも温度が低いために黒く見える太陽表面上の斑点
②計算方法やグラフの読み方は必須
地震の発生時刻や飽和水蒸気量、気圧の計算は必須スキルです。
ただし、覚えることはそれほど多くありません。
まとめればA4のノート見開き分ぐらいですね
すぐにノートにグラフの見方と計算方法だけまとめてください。
グラフが読めなければそこは捨てるしかなくなるので必ず勉強しましょう。
まとめ
重要語句を覚えるだけでなく、その用語について説明できるようになりましょう。
他の単元と違い実験が少ないため覚えにくいので、語句を分類ごとまとめるのが早いです。
必ず「そうなった理由」について答えられるようにしてください。