2020都立入試の傾向と変更点

2020年の都立一般入試は、受けた子がそれぞれ大変な思いをしたかと思います。

文章量が多くなる、知識だけでは答えられない難しい問題に変わる、と予想通りになりました。

例年の入試と比べてどんな問題だったのか。

何が違っていたのか。

2021年以降の都立入試はどうなるのか。

これらについてまとめてみたので、参考にしてみてください。

※随時更新中です。

都立入試の各科目のレベル感

各科目の問題の難易度がどの程度だったかのまとめです。

組み合わせや並び替えといった完答問題が増えていました。

2021年に高校生が受ける予定の大学共通テストが影響したような印象です。

5科目全体の所感

出題形式が変わった問題もあり、全体的に難易度が上がったと言えます。

例年通り基礎知識を試される問題が大半でしたが、蓄えた知識を使って考える問題が多く出題されました。

語句の詰め込みだけをしていた場合は苦しかったでしょう。

勘で答えても正解できない問題が増えていました。

国語

例年に比べても易しい問題だったといえます。

平均点は75点を超える見込みです。

数学

例年と同じくらいの難易度でした。

平均点は65点程度の見込みです。

ただし、解答の方法が例年と違ったので驚いた人もいるでしょう。

英語

若干の難化でした。

英文そのものは例年通りでしたが、文の題材が難しく読み取りにくかったです。

平均点は50~60点程度の見込みです。

社会

例年に比べて難化しました。

問題文の分量が増えた上に、並び替えや組み合わせの完答問題が9問出題されました。

平均点は50点程度になる見込みです。

理科

例年に比べて難化しました。

社会と同様に問題の文章量が増えたことと、選択問題が例年見たことのない【文章の穴埋め】で出題されました。

形式が多く変化していたため、いつも通りの点数が取れなかった子も多いでしょう。

平均点は50点を割る可能性があります。

2020年都立入試が例年とどう違ったか

過去問を10年分解いていても、たくさん解いたからこそ問題の雰囲気の違いに焦ってしまった人が多かったと思います。

変更点があった科目について、科目ごと解説していきます。

数学の変更点

数字の解答方法が変更されました。

計算の解答は直接数字の答えを書く形式でしたが、一部の問題が私立入試の解答形式となりました。

例えば2桁の答えを表現する場合は【あ,い】と割り振られ、【12】と答える場合は【あ、1】【い、2】と答える形です。

問題の難易度は変わりませんでしたが、私立併願をせずに慣れていなかった人は苦戦したかもしれません。

この形式で解答する問題が5題出題されました。

社会の変更点

毎年並び替えの問題が多くなっていましたが、それに加えて【ア~エ】と【アルファベット】の組み合わせ問題が増えました。

完答問題だけで9問出題されたため、点数を大きく下げた人もいるでしょう。

各問題の配点が5点なので、実に45点分が完答問題だからです。

また、記述の問題も【理由と効果】のセットと記述量が増えたため、解答要素が入っている文を作成する難易度があがりました。

文章量も増えたため、問題文を読むだけで大きく時間が削られたことでしょう。

理科の変更点

大問2のレポートの問題も含めて文章量が1.3倍程度に増えました。

また、実験の図表が教科書でも見慣れないものが複数出題されました。

最大の変化は選択肢による文章の穴埋め問題です。

「①の比較から、デンプンは2の働きによって~」と③まで続き、①②③それぞれに入る言葉を選択肢から選びました。

これは今まで1度も出題されていない形式の問題でしたが、このタイプの問題が3問出題されました。

内容は基礎知識で簡単でしたが、完答で点数になるのでとり切れなかった人もいたでしょう。

来年以降どうなるのか

高難易度になった今年度に対して、易化することが予想されます。

ただ、2020年の形式で再び出題される可能性が高いので、今のうちに傾向をとらえておくべきです。

また、英語については2022年にスピーキングテストが導入されます。

そのプレとして内容が変わり、英語の問題の難易度が上がる可能性があります。

都立一般入試の新傾向にも対応している教材

新傾向で難しい問題も出始めましたが、こちらの教材でも充分対応可能です。

新傾向は基礎レベルの問題が解けることが前提ですが、詳しく解説されている部分も覚えられれば大丈夫です。

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まとめ

全体的に傾向の変化と難易度の上昇が感じられる入試でした。

塾関係者の方も予想できなかったことでしょう。

こういった入試傾向が変わったり難易度が上がった年度は、受験生全体の点数が下がっています。

ただし大半の問題の出題傾向は、今まで通り基礎知識を問う問題でした。

知識を利用する問題であっても、中学生が解けるものに変わりありません。

過去問の取り組み方に工夫が必要ですが、早いうちから準備しておきましょう。

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