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都立高校の学校説明会で何を聞く?志望校を比較する7項目と質問例

「学校説明会には行くけれど、何を質問すればよいか分からない」「何校か見たのに、どこが自分に合うのか決められない」。そんなときは、通学・授業・学習支援・部活動・校風・進路・費用の7項目を、各校で同じように確かめてみましょう。

全部をその場で質問する必要はありません。パンフレットで分かることを先に整理し、当日は自分にとって大切な疑問を3つ選ぶと、短い相談時間も使いやすくなります。この記事では、質問例と記入式の比較表を紹介します。

対象は、都立高校を志望校として検討している中学生と保護者です。情報確認日:2026年10月16日。質問例と比較表は当サイト独自の提案で、学校共通の公式チェックリストではありません。

行く前に確認すること|予約・対象学年・当日の内容

説明会を探す入口には、東京都教育委員会の「#だから都立高(PROJECT TORITSU)」が使えます。学校行事の情報と各校の学校案内パンフレットを確認し、参加する学校の公式サイトへ進みましょう。

公式の令和8年度学校行事一覧(PDF)では、学校説明会・学校見学会・授業公開などが区別され、対象者や予約の要否も学校ごとに記載されています。説明会に申し込めば授業や部活動も必ず見られる、とは限りません。最新の開催内容は各校の案内で確認してください。

パンフレットを見ながら「すでに分かったこと」と「当日確かめたいこと」を分けてメモします。聞きたいことが多い場合は、学校生活を選ぶうえで外せない順に並べましょう。

学校説明会で確認したい7項目と質問例

1.通学|学校の最寄り駅までではなく、教室に着くまで

自宅から駅、乗換え、駅から校門までを含めて、毎日通う流れを考えます。休日の見学で空いていたからといって、平日の登校時間帯も同じとは限りません。始業時刻や登校後の準備時間も確認すると、必要な出発時刻が見えてきます。

質問例:「朝は何時までに教室に入りますか」「放課後の講習や部活動がある日は、何時ごろ下校しますか」

例えば片道45分と70分では、往復の差は1日50分、週5日なら250分(4時間10分)です。これは比較用の例ですが、帰宅後の勉強や睡眠の時間まで含めて考える材料になります。近さだけで決めず、本人が続けられる通学かを確かめましょう。

2.授業・選択科目|やりたい学びを、いつ選べるか

興味のある授業名を見つけたら、対象学年、必修か選択か、選択するための条件を確認します。「英語に力を入れている」「理系に強い」という説明から一歩進めて、自分が受けたい授業まで具体化するのがポイントです。

質問例:「この科目は何年生で選べますか」「希望する進路に必要な科目を選ぶとき、どのように相談できますか」「入学後に文系・理系などの希望が変わった場合、科目選択はどうなりますか」

分からない科目名は、内容の例を一つ聞いてみましょう。授業公開や体験授業がある場合は、自分が取り組んでみたい内容かを確かめる機会になります。

3.学習支援|困ったときに、誰へどう相談するか

「面倒見がよい」という印象だけでなく、質問・補習・自習室などの利用方法を確認します。制度があるかに加え、自分の通学や部活動の予定と両立して利用できそうかまで考えると、入学後を想像しやすくなります。

質問例:「授業で分からないところは、いつ先生に質問できますか」「補習や講習は希望制ですか」「自習できる場所の利用時間を教えてください」

学習や学校生活に個別の不安がある場合は、「詳しい事情を相談できる窓口や時間はありますか」と聞く方法もあります。大勢の前で話しにくい内容まで、全体の質疑応答で説明する必要はありません。

4.部活動|実績に加えて、普段の活動を知る

大会実績や発表の華やかさだけでなく、通常の活動日、終了時刻、休日の活動、試験前の扱いを確認します。初心者として始めたい人と、経験を生かして活動したい人では、聞きたいことも変わります。

質問例:「普段は週に何日活動していますか」「初心者の部員はどのように練習に参加していますか」「定期考査前の活動はどうなりますか」

見学できる場合は、練習の様子や部員同士のやり取りを観察し、質問できる範囲で確かめましょう。「部員が楽しそうだった」という印象と、「週4日、何時まで活動する」という確認できた情報は分けてメモします。

5.校風・学校生活のルール|言葉を具体的な場面にする

「自由」「落ち着いている」「活発」といった言葉は、人によって受け取り方が違います。服装、スマートフォン、行事への参加、生徒が決められることなど、実際の場面に置き換えて確認しましょう。

質問例:「スマートフォンは校内でどのように扱いますか」「行事では、生徒が企画や運営を担当する場面はありますか」「学校生活のルールを確認できる資料はありますか」

一人の生徒の様子だけで学校全体を判断せず、説明された方針、見学できた場面、本人の感想を合わせて考えます。制服や施設の印象だけで決めそうになったら、授業や通学の条件にも戻ってみてください。

6.進路|実績の数字と、自分への支援を分けて見る

大学名や合格者数を見るときは、資料の年度、現役生と既卒生の区分、合格者数か進学者数かを確認します。合格者数については、一人の複数校合格を含む延べ人数なのかも質問できます。数字の定義が違う資料を、そのまま比べないことが大切です。

質問例:「この数字はどの年度・どの生徒を対象にしていますか」「進路をまだ決めていない生徒は、どんな相談や体験の機会を利用できますか」

大学進学、専門学校、就職など、自分が検討している進路について確認しましょう。特定の進学実績があることを、自分の進路が保証されることとは考えず、日々の授業や進路相談の内容まで聞くと比較しやすくなります。

7.費用|何に、いつ支払いが必要か

費用については、その場で一つの総額だけを聞くより、学校が用意している資料と支払時期を確認するのがおすすめです。制服・教材・端末・行事など、必須のものと選択するものを分けて聞きましょう。

質問例:「入学前後に必要な費用の資料はありますか」「掲載額はどの年度のものですか」「部活動や希望制の行事について、別に確認する資料はありますか」

費用の制度や調べ方を詳しく知りたい方は、都立高校の費用まとめも参考にしてください。ここでは金額を一律に当てはめず、志望校の最新資料を比較表に添えておきましょう。

個別相談は「合格できますか」だけで終わらせない

入試の不安があると、内申点や合格点を聞きたくなるかもしれません。ただし、学校が個別相談で回答する範囲は確認が必要です。例えば、科学技術高校の2026年8月の学校見学会案内では、内申点や合格点の目安は回答対象外とされています。これは一校の案内例であり、全校の相談内容を一律に示すものではありません。

「入学までに身に付けておきたい学習習慣はありますか」「学校が大切にしている生徒の姿を、学校生活の具体例で教えてください」など、入学後につながる質問も用意しておくとよいでしょう。入試方式や出願条件そのものは、受検年度の公式募集案内で確認します。

そのまま使える志望校比較メモ

以下の項目をノートに写し、各校で同じ欄を埋めてみてください。各項目は「確認できたこと/自分の感想/まだ分からないこと」の3つに分けて記録すると、印象だけで比較するのを防げます。

確認項目A校B校
通学
片道・乗換え・登校時刻
記入欄記入欄
授業
学びたい科目・選択条件
記入欄記入欄
学習支援
相談方法・利用できる時間
記入欄記入欄
部活動
活動日・終了時刻
記入欄記入欄
校風
確認したルール・見た場面
記入欄記入欄
進路
数字の年度・相談の機会
記入欄記入欄
費用
資料の年度・支払時期
記入欄記入欄

表の上に「学校名・課程・学科・参加日・見た資料の年度」、下に「本人がよかったと思う点・気になる点・次に確認すること」を書き足します。未確認の項目は「分からない」と残し、推測で埋めないようにしましょう。

記入例(架空):確認できたこと=自習室は平日18時まで利用できる。感想=帰宅前に勉強しやすそう。未確認=部活動のない日にも利用できるか。このように分けると、次に聞く質問が一つ決まります。

説明会の後は、本人の言葉から優先順位を整理する

帰宅後は、まず本人が「通いたいと思った理由」と「気になったこと」をそれぞれ書きます。そのあとで保護者のメモと比べると、親の感想に引っ張られずに話し合いやすくなります。

意見が分かれたら、学校をすぐに順位付けするより、重視する条件を確認しましょう。「学びたい科目があること」「帰宅後の時間を確保できること」など、外せない条件を2つ、できれば満たしたい条件を1つ選ぶ方法があります。これは比較のための一例です。

最後に、まだ分からないことを「次の説明会で聞く」「学校の公式資料で調べる」「中学校の進路面談で相談する」に振り分けます。学校説明会の目的は、質問の数を増やすことではなく、自分がその学校で生活する姿を具体的にすることです。次に参加する学校へは、比較表と最優先の質問3つを持っていきましょう。

参考にした公式情報

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