志望校を探していると、グローバル10指定校というのが目につくと思います。
グローバル10とは英語教育に力を入れている学校の総称です。
でも、どんな学校で、どんな勉強ををしているんですか…?
『英語頑張ってる』みたいな印象ばかりで、具体的には分かりにくいですよね
ここではどんな学校なのか、どんな授業をしているのかについてまとめました。
志望校を選ぶための参考にしてみてください。
グローバル10とは
簡単に言えば英語教育重点校です。
さらにそれだけではなく、次代を担うグローバル・リーダー育成に向けた学校として設置されました。
学校ごとに取り組む内容は違いますが、まとめると以下の4つになりす。
- 国際理解を高め、そのための教育を充実化する。
- 英語授業の改善や教員の指導力向上させる。
- 語学研修を実施する。
- グローバルリーダーを育成する。
英語教育を通して、生徒のみならず学校の先生も能力を高めようということですね
そのために留学やリーダーシップを育てる研修も行います。
グローバル10指定校
グローバル10は都立高校7校、都立中高一貫校が3校の合計10校あります。
グローバル10に指定されている学校は以下の10校です。
- 都立日比谷高等学校
- 都立深川高等学校
- 都立西高等学校
- 都立国際高等学校
- 都立飛鳥高等学校
- 都立千早高等学校
- 都立小平高等学校
- 都立小石川中等教育学校
- 都立三鷹中等教育学校
- 都立立川国際中等教育学校
グローバル10指定高校の魅力
グローバル10に指定されている高校は、英語の勉強をしたい人にとってはいいところ尽くめです。
私立高校にも負けない魅力は以下の3つです。
国際理解教育が充実している
全ての学校が海外語学研修や海外修学旅行などを実施しています。
将来海外で働きたければ、この時点で行っておくことが就職にも有効です。
「次世代リーダー育成道場」という事業で1年間の留学支援をしてくれてもいるにもいいですね
大学受験を考えて留学をためらう人もいますが、行っていた方が受験には有利です。
英語授業の改善と教員の指導力の向上
英語では「読む、聞く、書く、話す」という4技能が必要です。
しかし日本は「話す」と「書く」の力が弱いため、どうしても遅れがちです。
なのでグローバル10ではコミュニケーションやプレゼンテーションの勉強が充実しています。
確かに英語が好きでも、しゃべったり聞いたりするのはちょっと苦手です
さらに教員自身も指導力を高める使命があるので、常に最新の英語教育が受けられます
最近ではオンラインでの英会話授業を行っている学校もあります。
グローバルリーダーの育成
グローバル・リーダーとは、高い語学力を基に、相手を尊重しながら、自分自身の考えをもって行動できる人のことです。
要は海外の言葉で外国の人と積極的にコミュニケーションを取りながら関われる人です
オリンピックや日々日本を訪れる海外の人が増えているからこそ、外国の人とコミュニケーションをとれる人材の教育を急いでいます。
そうした外国語活動に興味がある人にはとてもいい取り組みですね。
グローバル10の授業
学校によって取り組みは違いますが、大まかにすると以下のような授業があります。
各学校で行われている活動内容の一部紹介します。
- 英語(オールイングリッシュ)
- 読書(洋書)
- 英語検定
- G-TEC
- ペアワーク
- ディスカッション
- ディベート
- プレゼンテーション
- 海外留学(NY、韓国など5か国)
- 留学生受け入れ
- オンライン英会話
- 英会話コンテスト参加
普通の高等学校でもやる英語の授業はありますが、会話も先生の話も全て英語で行われます。
また議題に対しての話し合いや発表も英語で行います。
さらに海外留学だけではなく、海外からの留学生の受け入れも行うので刺激は多いですね
まとめ
学校にもよりますが、英語を重視している私立よりも圧倒的に英語の活動量が多いです。
とにかく英語を使いたい、勉強したいという人が通うべき学校ですね。